日本人のための「バガヴァッド・ギーター入門」「ブラフマスートラ入門」「サーンキャカーリカー入門(続)」。ヨーガとインド思想のより良い理解のために、選び出した各詩句の邦訳・サンスクリット原文と読み・語釈・解説により詳細に示す。 |
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ギーターとブラフマン
真下尊吉 著 |
A5判・上製・234ページ |
定価
(本体2,800円+税 ) |
ISBN978-4-86249-360-6 |
2019年 4月 刊行 |
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まえがき
第1部 バガヴァッド・ギーター入門
序 説
1. マハーバーラターのあらすじ
2. バガヴァッド・ギーターについて
a. マハーバーラタの中のバガヴァッド・ギーター/ b. ダルマとは?/c. 戦いの発端におけるアルジュナ/ d. クリシュナの登場/e. ギーターはどこで始まり、どこで終わるのか/
f. ギーターの目次/g. ギーターにおけるバクティ/ h. 4つのヴァルナ/ i. スワダルマ/ j. 4つの人生の目的/ k. 4つの人生の過ごし方/l.
3つの用語について~ブラーフマナ、バラモン、ブラフマン
バガヴァッド・ギーター
第1章 アルジュナの嘆きとヨーガ
第2章 ギャーナ・ヨーガ
第3章 カルマ・ヨーガ
第4章 行為者のいない行為とヨーガ
第5章 無私の行為とヨーガ
第6章 ディヤーナ・ヨーガ
第7章 知識・洞察とヨーガ
第8章 不滅のブラフマンとヨーガ
第9章 隠れた最高の知識とヨーガ
第10 章 至高の力とヨーガ
第11 章 人格神の誕生とヨーガ
第12 章 バクティ・ヨーガ
第13 章 プルシャ・プラクリティとヨーガ
第14 章 3つのグナの識別とヨーガ
第15 章 プルシャ・ウッタマとヨーガ
第16 章 神とアスラの対比とヨーガ
第17 章 3つのグナに基づく信念とヨーガ
第18 章 モークシャとヨーガ
第2 部 ブラフマスートラ入門
序 説
1. ヴェーダ
①ヴェーダの成立/②ヴェーダとは? ~ アパウルシェーヤ/③祭祀、供養/④巨大なアハンカーラ ~ 「アハム・ブラフマスミ」/ ⑤ヴェーダからウパニシャッドへ
2. プールヴァミーマーンサー・ダルシャナ
①プールヴァミーマーンサーの目的/②ダルマの定義/③ダルマの本性/④言葉の作り出すエネルギー/⑤ヴェーダとは何か?
ブラフマスートラ
シュルティとは /ブラフマンとは/ブラフマンの本性/ブラフマンとアートマンの識別/ブラフマンへの気づき/サーンキャに対する反論と自らの主張/ヨーガダルシャナも否定/ジーバートマー/ブラフマンとの合一
参考文献
第3 部 サーンキャカーリカー入門(続)
凡例及び参考文献
正しい3つの認識方法/認識できないものの証明/原因と結果/プルシャ~その2/プラクリティの展開/創造の2つのルート/感覚器官と行動器官/内的器官/ブッディの働き/粗大な要素/リンガの存在/生得の気質/善・悪と浄・不浄/ブッディの損傷とその影響/満足感/成就・達成/その他/モークシャ/伝承の恩恵
サーンキャカーリカーで使われた数の一覧表
あとがき |
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著者プロフィール |
ましも・たかよし…慶應義塾大学経済学部卒業。コンピューター・インストラクター、Webデザイナーをする傍ら、故熊谷直一氏、故番場一雄氏に師事しハタヨーガを学ぶ。助教授資格取得。サンスクリッ語は、言語学者で哲学博士のアニル・ヴィディヤランカール先生にイントロダクトリー・サンスクリットを学び、その後、チンマヤ・ミッションにてアドヴァンスド・サンスクリットを学ぶ。また、同ミッションにてバガヴァッド・ギーター全コースを修了。2011年より「ニヤーナ・プラープティヒ」研究会主幹。神戸新聞カルチャー講師。著書『ハタヨーガからラージャヨーガへ』『サーンキャとヨーガ』『サンスクリット原典から学ぶ般若心経入門』(東方出版)。著者のサポートブログ=https://ameblo.jp/maharsi/ |
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関連書
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