落語に登場する動物を一堂に集めて102話を収録。登場する動物は大別すると、獣(けもの)・鳥・魚・貝・虫の五種。2015年の天王寺動物園開園100年にちなみ、大阪の地域情報紙「うえまち」の5年におよぶ連載50話分に新たに52話加え、動物名の五十音順に排列。冒頭に落語の簡単なあらすじを配し、その動物に関するあれこれを面白おかしくご紹介します。 |
|
らくご動物園
相羽 秋夫﹇著 |
四六判・並製・214ページ |
定価
(本体1,800円+税) |
ISBN978-4-86249-358-3 |
2019年 2月 刊行 |
|
■目次抄(全102檻)
第1 檻 あかがい『赤貝丁稚』/第2 檻 あなご『穴子でからぬけ』/
第3 檻 アリ『鳥獣戯画』/第4 檻 アワビ『鮑のし』/
第5 檻 イカ『てれすこ』/第8 檻 いぬ『鴻池の犬』/
第9 檻 いのしし『池田の猪買い』/第12 檻 うぐいす『鶯宿梅』/
第20 檻 おに『鬼笑い』/第21 檻 かえる『蛙の牡丹餅』/
第26 檻 かば『カバ君の日記』/第27 檻 がま『蝦蟇の油』/
第38 檻 きんぎょ『金魚の芸者』/第40 檻 くじら『大仏の背くらべ』/
第41 檻 くま『熊の皮』/第42 檻 クモ『住吉駕籠』/
第57 檻 しらみ『虱茶屋』/第59 檻 スッポン『提灯屋』/
第68 檻 チョウ『西行』/第69 檻 つる『鶴』/
第76 檻 ニシン『寄合酒』/第77 檻 にわとり『べかこ鶏』/
第78 檻 ねこ『猫の茶碗』/第82 檻 ハチ『田舎芝居』/
第83 檻 はまぐり『蛤殻買い』/第86 檻 ふか『兵庫船鱶の魅入れ』/
第87 檻 ふぐ『河豚鍋』/第91 檻 へび『蛇含草』/
第92 檻 ホウボウ『七草』/第95 檻 マグロ『ねぎまの殿様』/
第96 檻 みずむし『水虫』/第100 檻 ラクダ『駱駝の葬列』/
第101 檻 りゅう『龍の天上』/第102 檻 わに『ワニ』……その他登場する動物は
イタチ・狼・鬼・キリギリス・象・天狗・蚤・ヒバリ・豚・ブリ・蛍・ムカデ・ライオン…etc. |
あいば・あきお…1941年名古屋市生まれ。’66年同志社大学法学部卒業。同年松竹芸能入社。大村崑、笑福亭鶴瓶、正司敏江・玲児の専任マネージャーや角座のプロデューサーを経て’78年フリーに。その後演芸評論家、放送作家、大阪芸術大学教授・芸術計画学科長(88
~ 2012年)。文化庁芸術祭賞、大阪文化祭賞、上方漫才大賞はじめ数々の審査員をつとめる。茨木市文化振興財団理事。上方お笑い大賞・秋田實賞、大阪府知事表彰、大阪市民表彰を受賞。著書に『現代上方演芸人名鑑』『現代上方落語便利事典』『落語入門百科』『漫才入門百科』『暮らしの中の芸能用語』『しゃれことば事典』など40
冊の著書がある。 |
|
関連書
|
|
|
暮らしの中の芸能用語 |
心にしみる
大阪の歌 |
しゃれことば事典 |
|