法然上人のお手紙『一紙小消息』を、異本と対照し、いつ誰に宛てたものかを紹介。また、その原文と意訳を対照させながら、宗門の教え、念佛信仰の実際について解説。
念佛の道一筋に前進し、信仰を継続し深める法然上人の御教えに学ぶ。 |
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一紙小消息のこころ
藤堂 恭俊 著 |
四六判・上製・253ページ |
定価
(本体2,700円+税 ) |
ISBN978-4-86249-438-2 |
2022年 11月 刊行 |
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■主要目次
はじめのことば
Ⅰ その外相
『一紙小消息』は宗祖上人のお手紙
その題名について
黒田の聖人は幻の人か
『一紙小消息』の伝承と異本
Ⅱ その内相
科段/今の世に、往生極楽を願う(第一科)
往生極楽についての疑いを解く(第二科)
浄土宗の教え・念佛の信仰(第三科)
往生を願う心の姿勢(第四科)
往生浄土の機縁の熟するを悦ぶ(第五科)
決定往生信の上における行いと念佛(第六科)
救い主・教え主・証の主の聖意(第七科)
法悦・報恩・心のすえどころ(第八科)
結びのことば |
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とうどう・きょうしゅん…1918年和歌山県田辺市生まれ。1944年大正大学研究科修了。浄土宗大本山増上寺第86世法主、佛教大学名誉教授。2000年遷化。著書に『無量寿経論註の研究』(佛教文化研究所)、『國譯一切経 和漢撰述部 諸宗部5「無量寿経優婆提舎願生偈並註」』(訳・校訂、大東出版社)、『法然上人研究 第1巻(思想編)』(山喜房佛書林)、『法然上人のみ心をいただく』(浄土宗)、『一枚起請文のこころ 新装版』(東方出版)ほか。 |
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