李在明自伝

李在明
ストーリーテリングコンテンツ研究所 著
波佐場 清 訳

ISBN978-4-86249-465-8
韓国の最大野党「共に民主党」代表・李在明の自伝、日本語版登場。
「貧困ゆえに悔しく悲しい思いをしている誠実で素朴な人たちのために生きていきたい。その夢があってここまで来た」との言葉は、小学校卒業後は働かねばならなかったという、貧困の中で育った自身の境遇を想起させる。韓国史上初の現職大統領逮捕と大統領選挙の行方。
その対抗候補としてクローズアップされる話題の人物の自伝。
◉李在明=1963年、韓国中部の貧しい村に生まれる。働きながら中学・高校の卒業資格をとり、大学の法学科に入学。弁護士となって労働者の相談役として活動。その後、城南市長・京畿道知事を経て2022年の大統領選挙に出馬するも落選し、「国民の力」の尹錫悦が当選した。
 
李在明自伝
李在明
ストーリーテリングコンテンツ研究所 著
波佐場 清 訳
B6判・並製・217ページ
本体1,800円+税
ISBN978-4-86249-465-8
 2025年 3月 刊行
 
■目次抄
第一章
 変わり者/頬に二十七発/十三歳、ネックレス工場、十二時間労働/ほか
第二章
 貧しいからといって愛を知らないだろうか/わたしの体に残る百個の傷痕/ほか
第三章
 詩を覚える二人の少年工員/独り、痛みに苦しんだ日々/「闘鶏」と「おとなしい子」/ほか
第四章
 遺書を書く/どうして道を逸れなかったのか/少年工員、大学生になる/ほか
第五章
 弱者の力になろう/投石戦に加わる/在明よ、しっかりしろ/ほか
第六章
 貧しかったころの人たちを忘れない/わたしたちの民主主義はこうしてやってきた/ほか
第七章
 二十五歳の弁護士を応援してくれた人生の師たち/お金の使い方/六連発ガス銃/ほか
第八章
 終わらない戦争/不動産マフィアの逆鱗に触れる/李在明除去作戦報告書/ほか
 訳者あとがき
ストーリーテリングコンテンツけんきゅうじょ…文化と産業の連携やコンテンツジャンル間の融合を目的に2010年に設立された。大学教授や詩人、小説家、劇作家らが文学コンテンツの創作研究や出版事業をおこなっている。
はさば・きよし…1947年石川県生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)朝鮮語学科卒業。71年朝日新聞入社。大阪社会部員、ソウル支局長、編集委員など。神戸大学客員教授をへて立命館大学コリア研究センター上席研究員。著書に『コリア閑話』(東方出版)、訳書に『南北首脳会談への道 林東源回顧録』(岩波書店)、『金大中 平和統一論』(朝日新聞社)、『金大中自伝Ⅰ, Ⅱ』(共訳、岩波書店)。
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