住吉公園と住吉さん

水内俊雄・小出英詞=編著


ISBN978-4-86249-445-0
 日本最初の公園の成り立ちとその変遷に迫る
歴史・地理、神社や地域との関係、植生などを綿密に探求。 古文書・絵地図・写真etc.多彩なカラー図版300余点を収録。
住吉大社から生まれて150年
住吉公園と住吉さん

水内俊雄・小出英詞=編著
B 5 判・ソ フトカ バー・2 14 頁
(本体3,800円+税)
ISBN978-4-86249-445-0
 2023年8月 刊行
 
 
 第一章 住吉大社と住吉公園
住吉公園の誕生/明治期の住吉公園界隈と潮湯館/明治三十六年「住吉神社及公園之 真景」/住吉公園で催行された競馬式/大阪築港事業/明治後期の公園茶屋/用途の 混乱する住吉公園/大正から昭和初期の住吉公園の茶屋と周辺
第二章 絵図や古写真からひもとく風景
絵図や古い地図から見る周辺の地理/上田貞治郎 写真コレクション/「住吉名所之 図」(住吉大社御文庫所蔵『絵本直指宝』より)/明治三十五年「大和川堤上より住 吉遠望」/大正十五年『堺住吉(附近)名勝案内』
第三章 まちの成り立ちと発展の中で
明治初期の住吉門前町/明治十八年阪堺鉄道開通/湊の変遷―住吉津、河港、居留地 から築港へ/住吉の高燈籠/上田貞治郎写真コレクション所収の住吉高燈籠写真より  /汐掛道のその先は? ―住吉浦の変遷と住吉川/明治中期の大阪南郊の描かれ方/ 戦時下の金属供出/住吉公園と周辺の自然災害
第四章 都市公園としてのあゆみ
明治・大正・昭和期の公園利用から見る住吉公園の成り立ち―大正七年頃の住吉公園第一回目大改修に着目/ 住吉公園の近代史(大正初期)―太政官布達公園から近代的な公園に生まれ変わるために/大正後期から昭和 初期にかけて―大阪市南部の街づくりの「要」としての住吉公園/住之江公園誕生/日本初の公園際/「住吉 公園を作った男」大屋霊城/大正期の当世公園事情/旧国道16号線開通前後の住吉公園の変遷/住吉公園の 児童遊戯場/児童遊園 戦後の復興/高度経済成長期の児童遊戯場/戦後から平成までの公園整備
第五章 植生や地形からみえる風景
住吉の松/住吉浦の地形的特質と生き物/「御田」の植物
甦る光景 八名の方から聞く地域の戦前・戦後
住吉公園・住吉大社の歩み(関連年表)

水内俊雄(みずうち としお)大阪公立大学客員教授。都市問題に関わる都市社会地理学研究、歴史・地理的な地域誌研究に取り組む。
小出英詞
(こいで えいじ)住吉大社権禰宜。郷土史や伝統文化に関する教化活動をおこなう。『住吉っさん』編集者。
寺田孝重
(てらだ たかしげ)農学博士(植物病理学、花卉園芸専攻)。苅田村寺田家文書研究会を主宰し地域歴史を発掘。
繁村誠人
(しげむら まこひと)国際造園研究センター理事長。大阪府で服部緑地都市緑化植物園や国際花と緑の博覧会の外国庭園を担当。
荒木美喜男(あらき みきお)大阪府営公園の整備・管理や市町村のみどり行政の指導を行う。退職後、府営公園の調査研究に取り組む。
櫻田和也
(さくらだ かずや)大阪公立大学特任講師。専門社会調査士、公認情報システム監査人(CISA)都市問題、アーカイブズ研究。
Topページに戻る

Copyright (C) TohoShuppan all rights reserved.