『正法眼蔵』『普勧坐禅儀』『正法眼蔵随聞記』などから選んだ道元禅師の百の言葉を手がかりにして、道元の生涯をたどりつつ、「生活禅」を確立した その悟りの思想を学ぶ。 |
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道元百話
新装版
中野東禅 著 |
小B6判・並製・268ページ |
定価
(本体1,300円+税) |
ISBN978-4-86249-270-8 |
2016年 9月 刊行 |
3刷 |
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■主要目次
第一章 心身を放下して行く-求道の道元禅師
道心の手本-宗教的環境/外見でなく人の徳を見よ-故事を伝える家庭の環境/無情によりて道心を発こす-出家/本来仏ならばなぜ修行するか-悟りの根源を問う/修せざるには得ることなし-禅の門をたたく/ほか
第二章 出会いの禅-本物に会う
修行とは一から十まで-老典座に会う/畢竟(結局)じて何の用ぞ-人に教える前に自分がそれになれ/学道の人衣食に労することなかれ-中国僧の修行の仕方/煩悩が消えたら仏に出会っている-如浄禅師と師弟の契り/ほか
第三章 高き色に会わんと思う-求める人々
道本円通-坐禅は仏と一体になる/生死憐れむべし休して又起こる-深草閑居の思い/無の施設かくのごとく可得なり-般若を説く/仏道をならふといふは、自己をならふなり-鎮西の楊光秀に与える/ほか
第四章 一耳は説き一耳は聞く-禅の生き方を説き尽くす
三徳円満し、六味ともに備わらん-台所の作法/作務は喜心・老心・大心で-労働の心/憎む心で人の欠点を見ない-注意と怒りは違う/得法せば比丘尼、礼拝を受くべし-法の中には男女一味/空ひろく鳥飛んで鳥の如し-坐禅の世界/ほか
第五章 春は花夏ほととぎす-今ここで仏を証す
苦界をして発心修行させる-運命の中でこそ仏を見よう/魔に誘われて発菩提心をおこす-仏縁の不思議/他のためして自分が楽しむ-自証三昧の世界/生老病死を場として無心に覚める-病を学ぶ/活きながら黄泉に陥つ-あの世で悟りを照らそう/ほか
参考文献 |
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なかの・とうぜん…1930年静岡県生まれ。大本山永平寺安居。駒澤大学仏教学部禅学科卒業、曹洞宗教化研修所研修生・研修員。駒澤大学大学院修士課程修了。曹洞宗教化研修所講師、主事、駒澤大学非常勤講師、可睡専門僧堂後堂、京都・竜宝寺住職。
著書に『観音経』(講談社)、『心が大きくなる坐禅のすすめ』(三笠書房)、『良寛 日本人のこころの言葉』(創元社)、『どこでも坐禅 心を落ち着ける』(洋泉社)など多数。 |
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