元気印のノンフィクション作家が自らのガン治療の実際をつぶさに綴ったリアルな闘病記。食事メニューも入院費用も書いてます。 |
夫でもなく、息子でもなく、ガンになったのが私で良かった…。日本で女性の死亡率第一位と言われる「大腸ガン」を宣告された著者の、ガン発見前から宣告、入院・手術、そして元の生活に戻るまでを、退院直後からありのままに書いたリアルなガン闘病記。大腸ガンは恐ろしい死に病いではなく、早期発見し、適切な治療を受ければ克服出来る病いである。巻末に著者が繙いた書籍のリストを付す。 |
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わたしでよかった
さよなら大腸ガン
今井 美沙子 著 |
四六判・ソフトカバー・201頁 |
定価
本体1,500円+税 |
ISBN978-4-86249-237-1 |
2015年 1月 刊行 |
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■主要目次
プロローグ
前兆/病院へ
第1章 入院まで
おまえも頑張れ/内視鏡検査/医者任せにはしない/O病院で初診察/ガンの本を読む/まだまだ希望はある/CT検査/手術は拒みたい/放っておいたら余命一年/手術が出来る幸せ/お見舞いの反面教師/入院前夜
第2 章 病院にて
入院初日/医師の人柄/下剤は飲み辛い/紋次郎先生と桃二郎先生/同室になった人たち/にこにこ挨拶を心がける/手術前日/心細い夜に
第3章 手術とその後
マナイタの鯉/切除に成功/HCUでの残酷な夜/エレベーター内で受けた親切/五袋ぶら下げてリハビリ/人生はいいものだ/十日ぶりの食事/髪を洗う/あさって退院/咳が止まらない/抜糸して何もかも終了/トイレと支柱台/いよいよ退院/入院費用について
エピローグ
日にち薬/口内炎と舌炎に苦しむ/親友CちゃんとS子さん/老いへの予行
演習
本書に出てきた書籍 |
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いまい・みさこ…1946年長崎県五島列島生まれ。ノンフィクション作家。1977年『めだかの列島』(筑摩書房。2002年、清流出版より再刊)で執筆活動に入る。『わたしの仕事』(全10巻、理論社)で産経児童出版文化賞を受賞。1986年『心はみえるんよ』(
凱風社)が「ふたりはひとり」として日本テレビ系列でドラマ放映。
著書に『心の旅を―松下神父と五島の人びと』『人生は55 歳からおもしろいねん』『60 歳、生き方下手でもいいじゃない』(以上、岩波書店)、『316人の仕事のススメ』(小学館)、『おなごたちの恋唄』(集英社文庫)、『やっぱり猫はエライ』(樹花舎)、『もったいない
じいさん』『家縁 大阪おんな三代』『姑の言い分 嫁の言い分』『ことばの形見―父母からもらった50 の言葉』(以上、作品社)、『夫の財布 妻の財布』(東方出版)ほか多数。 |
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