奈良盆地の東南に位置する大神神社は、三輪山をご神体として、大物主神をお祀りする神社。この日本最古の神社のご祭神・大物主神とはどんな神様だったのか。『古事記』『日本書紀』等の記紀神話・伝説をわかりやすく読み解き、神と人とのつながりを通して三輪山の神気を描く。
カラーイラスト多数収録。イラスト=宮城展生。 |
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三輪山の大物主神さま
大神神社【監修】
寺川真知夫【原作】 |
A5判・上製・102ページ |
本体1,500円+税 |
ISBN978-4-86249-145-9 |
2010年1月 刊行 |
6刷 |
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■主要目次
1 大物主神の出現 大国主神の国作り
2 大物主神と天孫降臨 国譲りでの役目
3 大物主神と神武天皇 天皇家との結びつき
4 大物主神の祟り 疫病の流行
5 大物主神と崇神天皇 大神神社の祭祀
6 大物主神と神の御子 三輪山伝説
7 大物主神と雄略天皇 神の力
8 大物主神と天智天皇 額田王・高市連古人が詠んだ歌
参考文献 |
てらかわ・まちお…昭和18(1943年)兵庫県朝来市生まれ。神戸大学文学部卒業。同志社大学大学院修了、文学博士。現在は、同志社大学特任教授、万葉古代学研究所所長を務める。専攻は国文学で、記紀神話、万葉集、日本霊異記等が研究課題。主な著書に『古事記神話の研究』(塙書房)、『古事記の新研究』『古代の日本と渡来の文化』(共著、学生社)など多数。 |