市民グループ「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」のメンバーへのインタビュー集。なぜ、彼・彼女たちは大阪で沖縄の基地問題に関わるのか? どんなことを考えながら辺野古の海をまもろうとしているのか?「
大阪行動」をフィールドワークする著者が、それぞれのライフヒストリーを持つ7名のメンバーへのインタビューを通して考える。
著者による論考2篇も収録。 |
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辺野古の海をまもる人たち
田中佑弥 編著 |
A5判・並製・198ページ |
定価 本体1,500円+税 |
ISBN978-4-86249-152-7 |
2009年11月刊行 |
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■主要目次
Ⅰ インタビュー
1 松本亜季さん(カフェ経営・27歳)/2 Tさん(フリーター・31歳)/3 スワンさん(仮名)/4 大森正子さん(元小学校教員・65歳)/5
Nさん(主婦・42歳)/6 大森悦子さん(障害者福祉NPO理事長・68歳)/7 韓基大さん(グラフィックデザイナー・43歳)
Ⅱ 論考
1 「自分の問題」として辺野古に関わること
「私たち」とは誰か/手紙̶沖縄とヤマトの間/辺野古との距離/「自分の問題」として関わること
2 大阪駅前のメディア論
「三月の5日間」/路上でのコミュニケーション/クラスター化するメディア/空間管理/メディアとしての身体 |
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たなか・ゆうや…1982年生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士前期課程修了。YMCA総合研究所研究員を経て現在、専門学校教員。大学院在学中の2006年より、市民グループ「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」のフィールドワークを行なっている。また、大阪で沖縄の問題を考える「辺野古カフェ」というイベントを開いている。 |