人間存在の深さや超越的なものを通して生きる意味への気づきを
仏教思想から考える。 |
■仏教者、実践者、研究者が、領域を超えて議論を深める。 |
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仏教とスピリチュアルケア
谷山洋三 編著 |
A5判・上製・168ページ |
定価 本体2,500円+税 |
ISBN978-4-86249-121-3 |
2008年 7月 刊行 |
品切・重版未定 |
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[目次]
スピリチュアルケアの発展を願って──はしがきに代えて
第Ⅰ部 スピリチュアルケアとは何か
仏教を基調とした日本的スピリチュアルケア論 谷山洋三(四天王寺大学准教授)
アメリカで「仏教的スピリチュアルケア」を考える 小西達也(東札幌病院チャプレン)
スピリチュアリティと本願力─浄土真宗の立場から
小島秀光(真宗大谷派名古屋別院相談員)
井上円了におけるスピリチュアリティ──特に妖怪学に注目して
高山秀嗣(龍谷大学仏教文化研究所客員研究員)
『スピリチュアル』に関する文献の動向──和文文献の検索結果を中心に
鈴木貴子(早稲田大学総合健康教育センター)
中村菜々子(兵庫教育大学発達心理臨床研究センター)
第Ⅱ部 真宗用語で語るスピリチュアルケア
仏教と仏教学の間で/高齢者、学生との関わりから/スピリチュアルケアの構造/コントロール不可能な領域/遺族との関わりから/ケアする人のスピリチュアリティ/翻る、転じられる、めざめる/他者を通して自己へと還る/流れを感じ取る/聞法/生きている流れ/「今、ここ」の感覚/徃相・還相の視点 |
司会 中村菜々子 パネラー=吾勝常行(龍谷大学非常勤講師・真教寺住職)/瀬良信勝(府中病院臨床スピリチュアルケアカウンセラー)/坂井祐円(南山大学宗教文化研究所非常勤研究員・臨床心理士)/鈴木貴子 コーディネーター 谷山洋三 |