5物のやりとり、お金の使い方に、人間性が現れる――。
反面教師や見習いたいこと、あさましくて軽蔑したくなるようなこと、後の世へ伝えたいと思うこと……、あらゆる物やお金にまつわる話をとくとお読みいただきたい。 |
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夫の財布 妻の財布
今井美沙子 著 |
四六判・ソフトカバー・227頁 |
定価 本体1,500円+税
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ISBN978-4-86249-097-1 |
2008年 1月 初版刊行 |
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I 物も天下の回り物
わたしの生活/コレクション/猫に学ぶ/冠婚葬祭/買いおきのすすめ/物も天下の回り物/ブランド病/おかゆの悲劇/見返りを求めずに/以心伝心/ミシンの機械
II ふたりの嫁
スーパーにて/借金/便所友だち/新聞購読/ご馳走さま/韓流ドラマ/婚約解消/稼ぎに追いつく貧乏あり/嫌われ女/娘夫婦/ふたりの嫁
III 夫の財布 妻の財布
お金の記憶/活きたお金/親の第六感/支払いの優先順位/貯金/ヘソクリ/お金を可愛がる/夫の財布 妻の財布/離婚の慰謝料/わが子を信じるべきか/お受験/使えないお金
……全34話 |
いまい・みさこ…1946年長崎県五島列島生まれ。ノンフィクション作家。1977年『めだかの列島』(筑摩書房。2002年、清流出版より再刊)で執筆活動に入る。『わたしの仕事』(全10巻、理論社)で産経児童出版文化賞を受賞。1986年『心はみえるんよ』(凱風社)が「ふたりはひとり」として日本テレビ系列でドラマ放映。著書に『心の旅を――松下神父と五島の人びと』『60歳、生き方下手でもいいじゃない』(いずれも岩波書店)、『316人の仕事のススメ』(小学館)、『夢の知らせ虫の知らせ』(筑摩書房)、『おなごたちの恋唄』(集英社文庫)、『やっぱり猫はエライ』(樹花舎)、『もったいないじいさん』『家縁――大阪おんな三代』(いずれも作品社)ほか多数。 |