■主要目次
1 医療と宗教の狭間で
序章 いのち黄昏れて
本章 生命の修行者たち
常不軽菩薩とは誰か/痛みは生命の守護神/加持の神秘性/仏画への感動/脳死判定への逡巡/生命と深層意識/安楽死祈願は是か非か/死の論議への疑問/生命軽視の政治的風潮/手術への疑惑/医師への不信/ほか
終章 いのち一如へ
告知/手術拒否/老死への自覚/再度癌告知を受ける/施餓鬼中に起こった奇瑞/心こそ神仏の通路である/ほか
2 生命と医療に関する論文
生命尊重と生死解脱/死を説かなくなった仏教の堕落/生命科学の進歩と宗教の使命/即身成仏の教えと献体の意義/脳死論議に仏教の生命観を/脳死問題は仏教者の課題である/菩薩と悪魔の時代到来/死の受容と仏教者の使命/病名告知と仏教者の責務/献体に医の倫理を問う/安楽死の底にあるもの/脳死臨調の答申に想う/拝まれて成仏する科学/実験動物は菩薩である/人間とは懺悔するもの/如何に死ねばいいか/人間の尊厳死とは何か/あなたも私も生きたい/宗教もまた人間的であれ/ほか