杉浦詩奈[著] |
心の病で苦しみもだえていた著者は四国霊場を巡り、お大師さまの力に導かれ、様々な体験を重ねた末に救われた。その長い行程、不思議な出来事の数々を綴った、同行二人の物語。
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お遍路の奇跡
杉浦詩奈[著] |
四六判・並製・157ページ |
定価1,260円
(本体1,200円+税) |
ISBN4-88591-936-3 |
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■目次より
地の章
病のこと/霊感商法のこと/映画「空海」のこと/旅立ちの日のこと/ 私のひそかな誓いのこと/行きずりの人々のこと/心細さと不安のこと /ピークに達した疲労のこと/生涯の恩人との出会いのこと/すべて を打ち明けた夜のこと
人の章
新しい旅路の始まりのこと/私に憑いていた愛犬のこと/首を左右に振るお不動さまのこと/わが師針原先生のこと/脳裏に焼きつくお大師さまの笑顔のこと/お地蔵さまの目にあふれる涙のこと/父と別れた時のこと/私を呼び戻す声のこと/子供連れで穴修行したこと/母の手を引き、歩きたいと願ったこと
地の章
新しい仏壇と魂入れのこと/これからすべてが好転すると言われたこと/針原先生にまつわる逸話のこと/飛んできたお線香のこと/山上のお釈迦さまと天女のこと/法主さまにお加持をされた先生のこと/結願のこと/今私が思うこと
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すぎうら・しな…昭和33年、名古屋市生まれ。本名杉浦夏子。52年、愛知女子商業高等学校卒業。54年、結婚。結婚前よりの長いうつ病生活を経て、平成元年、病気平癒を願い初めての四国遍路、歩きの旅に出発。平成3年、四国八十八カ所霊場会公認先達となる。後、針原慈泉師を通じ、弘法大師空海より詩奈の名を賜り、杉浦詩奈となる。 |
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