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信仰の道として時を刻んできた熊野古道全6ルートと三山巡りの合計約900kmを踏破したノンフィクションライターによる紀行。
写真多数 |
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熊野古道巡礼
吉田智彦[著] |
A5判・並製・242ページ |
定価2,100円
(本体2,000円+税) |
ISBN 4-88591-915-0 |
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■主要目次
第一章 中辺路……田辺〜本宮
ゆっくりいこう 出立王子跡〜稲場根王子宮/拒まない姿勢 三越峠〜熊野
本宮大社/浮かれ関東ベエ 栗栖川〜下三栖(潮見峠越え)/ほか
第二章 大辺路……田辺〜那智
後厄の酒盛り 田辺〜富田/蘇る古道 周参見〜和深川/悲しいゴミ 田子
〜高富/備長炭とミノ虫 佐部〜那智浜ノ宮/ほか
第三章 小辺路……高野山〜本宮
聖地高野の影 高野山〜大股/木の記憶 五百瀬〜十津川温泉(三浦峠越
え)/心の幅 十津川温泉〜本宮(果無峠越え)/ほか
第四章 大峯奥駈道……吉野〜本宮
山の上のカラス 吉野川〜山上ヶ岳/山の人 深仙宿〜行仙宿/歪んだ物差
本宮辻〜本宮大社大斎原/ほか
第五章 伊勢路……伊勢〜新宮
歩み続けること 伊勢神宮外宮〜栃原/道中花火 相賀〜尾鷲/アスファルト
古道 小栗須〜万歳峠(本宮道)/ほか
第六章 紀伊路……京都〜田辺
腐っても「川」 鳥羽〜枚方(淀川下り)/神仏を信じない!? 天満橋〜鳳/人
を見下す 紀ノ川〜海南/ケンカの訳 切目〜田辺
終 章 熊野三山巡り……本宮〜新宮〜那智山〜本宮
聖地に入った聖者は 本宮〜新宮/漁火 新宮〜那智山/熊野の向うにあるも
の 那智山〜本宮(大雲取・小雲取越え) |
よしだ・ともひこ…1969年東京都生まれ。2002年11月、和歌山県東牟婁郡古座川町下露に移住。旅の友は自らの足とカヤック。カナだ北部のマッケンジー川源流下り、ユーコン川とその支流下りはいずれも1600キロに及んだ。熊野古道と姉妹提携するスペインのサンチィアゴ巡礼道約850キロも踏破した実践派ノンフィクションライター・エッセイスト。1998年、第68回コスモス文学新人奨励賞(ノンフィクション)、2000年、第31回埼玉文芸賞受賞。テレビドキュメンタリー取材でも活躍。 |
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