近江の自然と風土の中で味わう文学作品25編。近江を歩き、近江の風に吹かれて、作品の心と土地の心を深く味わう。 |
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本文中にオールカラーの写真を多数収録し、
巻末には「作品と地名一覧」「作品と滋賀県全図(カラー)」を収録したカラー版「文学の風景」。 |
湖の風回廊
西本梛枝 著 |
A5判・並製・214ページ |
定価2,100円
(本体2,000円+税) |
ISBN4-88591-835-9 |
2003年 3月 刊行 |
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目次
まえがき—文学風景へのおもい—
五木寛之『蓮如—われ深き淵より』
井上靖『星と祭』
井伏鱒二『安土セミナリオ』
澤田ふじ子『比良の水底』
泉鏡花『瓔珞品』
永井路子『一豊の妻』
杉本苑子『埋み火』
水上勉『湖笛』
川端康成『虹いくたび』
立原正秋『雪の朝』
城山三郎『一歩の距離』
海音寺潮五郎『蒲生氏郷〜『武将列伝(四)』より〜』
宮尾登美子『序の舞』
小泉八雲『興義和尚の話』『鮫人の恩返し』
水上勉『櫻守』
森鴎外『小倉日記』
井上靖『夜の声』
永井路子『雲と風と』
松本徹『源氏供養(『袈裟の首』より)』
池波正太郎『真田太平記』
白洲正子『近江山河抄』
花登筐『ぼてじゃこ物語』
大佛次郎『宗方姉妹』
岡本かの子『金魚撩乱』
吉屋信子『安宅家の人々』
地名と索引
作品と滋賀県全図
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西本 梛枝(ニシモト ナギエ)・・・1945(昭和20)年島根県生まれ。神戸大学卒。小学校の教員を経て文筆業に入る。著書『鳰の浮巣』(サンライズ印刷出版部)、旅の案内書や紀行文集、詩集『史へ』『愛に』(山脈文庫)などがある。執筆以外にラジオ、テレビでも旅を語る。日本ペンクラブ会員、旅行ペンクラブ会員、日本詩人クラブ会員、詩誌『山脈』同人。西宮市在住。 |
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