四天王寺聖霊会の舞楽
増補版

南谷美保 著

ISBN978-4-86249-410-8
聖徳太子千四百年御聖忌記念
 初版刊行から13年、新たに写真を追加し、解説を増補。
聖徳太子の御霊に捧げられる極楽浄土の舞…四天王寺聖霊会の詳細を、綿密な考証と150余点のカラー写真で平易に解説。その歴史や装束・楽器まで、舞楽鑑賞のまたとない手引き。新たな写真と解説を増補。
四天王寺聖霊会の舞楽
 増補版


南谷美保 著
B5判・並製・164ページ
定価
(本体3,000円+税 )
ISBN978-4-86249-410-8
 2021年9月 刊行
■主要目次
 
出版を祝して…出口順得(和宗総本山四天王寺第110世管長)
雅楽への誘い…東儀俊美(日本芸術院会員・宮内庁楽部元首席楽長)
「寒さの果てもおしょうらい」/聖霊会の舞楽は極楽の舞/聖霊会の次第と舞楽─どのように法要は進むのか
聖霊会舞楽鑑賞の手引き
はじめに─舞楽の分類を知る
一 法要の進行上必要となる舞
 
 振鉾/蘇利古/菩薩と獅子/迦陵頻と胡蝶/太平楽
二 四箇法要の中で舞われる舞
  1 左方の舞…万歳楽/甘州/賀殿/承和楽/春庭花/ほか
  2 右方の舞…延喜楽/林歌/白浜/登天楽/綾切/狛桙/八仙
  3 左右から舞人の出る舞…陪臚
三 入調の舞
  1 左方の舞…散手/陵王/還城楽/採桑老/蘇莫者
  2 右方の舞…貴徳/納曽利/抜頭/胡徳楽/安摩・二舞
 四 現在では舞われていない舞楽
  新靺鞨/蘇合香/地久/万秋楽/胡飲酒/一曲
舞楽装束と楽器
 一 舞楽装束について
 
 襲装束/蛮絵装束/裲襠装束/別様装束/舞楽装束の細部
 二 雅楽の楽器について
 
 打楽器(打ちもの)/管楽器(吹きもの)/絃楽器(弾きもの
より詳しく知りたい人のために
 一 四天王寺における雅楽・舞楽の歴史─どのようにして千四百年もの伝統が保たれたのか?
  天王寺楽所とは?/明治以降の天王寺楽所─雅亮会へと引き継がれた伝統/ほか
 二 天王寺楽所楽家の物語
  四つの家/納曽利の舞をめぐる物語/「京不見御笛」当役のその後/ほか
【増補】
「聖霊会の舞楽」所用具の修理について─伝統を引き継ぐための努力─
著者プロフィール
みなみたに・みほ…大阪大学文学部を経て、同大学院文学研究科前期課程修了、後期博士課程中退。現在、四天王寺大学人文社会学部教授。『四天王寺舞楽之記』『天王寺楽所史料』(清文堂出版)のほか、天王寺楽所に関する著作・論文多数。
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