天皇制と八瀬童子
新装版

池田 昭 著

ISBN978-4-86249-355-2
現代社会に根強く残る天皇信仰の基礎構造に宗教社会学的方法で迫る。
京都・八瀬(左京区)の村落を対象とし、鬼の子孫の伝承、人神信仰と死霊崇拝、皇室等との特異なかかわりを調査・分析する。
天皇制と八瀬童子
新装版
遠森 慶 著
四六判・上製・245ページ
定価
(本体2,800円+税 )
ISBN978-4-86249-355-2
 2018年11月 刊行
 
■主要目次
第一篇 伝承と歴史
 第1 章 八瀬の概況
  一 地理的状況
  二 史的支配関係
  三 宗教的状況
 第2 章 鬼の子孫の伝承─古代と中世
  一 鬼についての諸説
   1 村民説
   2 柳田国男説
   3 折口信夫説
   4 喜田貞吉説
   5 吉野裕子説
   6 林屋辰三郎説
  二 筆者の見解
   1 悪魔払い
   2 宗教的性格
    一年神主=神殿/安楽花の伝承/法師/俗神道的遊行者の展開/祝い人/姥等/御水取り
   3 社会的性格
    童子/駕輿丁
 第3 章 近世の歴史
  一 支配関係
   1 延暦寺領から私領へ
   2 延暦寺との境界争い
  二 宗教的状況
   1 綸旨祭
   2 宮座と長老制
第二篇 近代天皇制と村落
 第1章 皇室と村民
  一 国家神道政策と八瀬童子の奉仕
  二 免租同様の特権の獲得
  三 後醍醐天皇の祭祀と綸旨祭
 第2章 共同体と長老制の崩壊
  一 共同体規制への反発
  二 共同体的規範の弱体化と「だい家株」の崩壊
 第3章 戦後社会と宗教共同体の変貌
  一 社会組織の戦後的展開
   1 八瀬童子会
   2 自治振興会
   3 産業組合の変貌─農業協同組合
  二 宗教組織の戦後的展開
   1 氏子組織
   2 檀徒組織
   3 年齢講と地域講
   4 新宗教の展開

 著者プロフィール
いけだ・あきら…1929年千葉県生まれ。東京大学大学院宗教学宗教史学博士課程単位取得。和歌山大学教授を経て、元中京大学教授。宗教社会学専攻。編著書に『ウェーバー宗教社会学の世界』(勁草書房)、『ひとのみち教団不敬事件関係資料集成』『大本史料集成』全三巻(三一書房)など。翻訳書にR・N・ベラー著『 日本近代化と宗教倫理 』(共訳、未来社)、B・ウィルソン著『宗教セクト』(恒星社厚生閣)、M・ウェーバー著『アジア宗教の救済理論』(勁草書房)など。
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