墓守の詩

藤木 小夜子 著
ISBN978-4-86249-240-1
 大阪市中心部に位置する上町台地にある「日想観」の地、夕陽丘(四天王寺、一心寺、生國魂神社界わい)。そこで墓守として働く女性が、日々出会うお参りの人たち、界わいの住人、そして友人・知人たち。様々な想いを込めてこの場所を訪れる人々の人生模様を、四季折々の風情を織りまぜつつ綴る。
「日想観」の地、夕陽丘の墓守女性が見つめ、寄り添う人間模様。
上町台地を中心に大阪のスポットが数々登場します。
 ●装幀=濱崎実幸
 ●題字=奈路道程
墓守の詩
はかもりのうた
藤木 小夜子 著
四六判・ソフトカバー・212頁
定価
本体1,500円+税
ISBN978-4-86249-240-1
 2015年 3月 刊行
 ■主要目次
Ⅰ 古今東西
 
袖ふり合うも他生の縁/肩の荷が下りる/耳をすます/類は友を呼ぶ/お天道さまは見ている/かゆいところに手が届く/一期一会/風の便り/胸をなで下ろす/二の足を踏む/血が通う/天高く馬肥ゆ/思い立ったが吉日/満を持す/歳月人を待たず/降ってわいたような…
Ⅱ 生きとし生けるもの
 
あごが落ちそう/百聞は一見にしかず/切磋琢磨/意気揚々/風光明媚/目に見えて/息をつく/温故知新/乗りかかった船/看板にいつわりなし/幕を開ける/目と鼻の先/暑さ寒さも彼岸まで/ 10 年ひと昔/光陰矢のごとし/息が合う
Ⅲ 運は天にあり
 
先見の明/猪突猛進/高みの見物/日の目を見る/唯一無二/伸るか反るか/ひと肌ぬぐ/断腸の思い/活溌溌地/誠心誠意/食指が動く/胸に刻む/心がはずむ/つうといえばかあ/大安吉日/禍を転じて福となす
Ⅳ 笑う門には福来たる
 心機一転/明日は明日の風が吹く/寄ってたかって/目からうろこが落ちる/とどのつまり/備えあれば憂いなし/矢も楯もたまらず/腑に落ちない/話に花が咲く/穴があったら入りたい/愛別離苦/善は急げ/膝を打つ/太鼓判を押す/あの手この手で/両手に花
 主な参考文献

 本書に登場するスポット……大阪城/難波宮跡/空堀商店街/真田山公園/鶴橋界わい/上本町界わい/高津の宮/黒門市場/ミナミ界わい/ウラなんば/法善寺横丁/生國魂神社/天王寺七坂/應典院/勝鬘院愛染堂/清水寺/安居神社/金剛組/四天王寺/一心寺/天王寺公園/新世界界わい/通天閣/住吉大社、など
ふじき・さよこ…一1953年東大阪市生まれ。短大在学中より雑誌編集の見習いを始める。その後、出版社、印刷所、料亭(仲居)など数々の仕事を経て、長期間にわたり本づくりに携わる。
五十六歳のとき墓守の仕事と出会う。
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