なにわのみやび
 野田のふじ 


4-86249-0050
Topページに戻る 


なにわのみやび
 野田のふじ



藤 三郎〔著〕

(玉川春日神社総代)
大阪湾の入江にあった花の名所
 鎌倉時代の貴人から江戸時代上方見物の庶民にまで名高く知られた野田のふじ。その伝承と変遷を綴る。
  

<玉川春日神社所蔵の『藤伝記絵巻』全三巻などカラー口絵7点収載>
なにわのみやび野田のふじ
藤 三郎…著
A5判・上製・198ページ
定価3,990円
(本体3,800円+税)
ISBN4-86249-005-0
第一章 野田とのだふじのあけぼの
第二章 難波浦に浮かぶみやびの里
第三章 語り部が伝える   「二一人討死の伝承」
第四章 戦の合間のみやび
第五章 吉野の桜野田の藤
第六章 「藤野田村」
第七章 みやびの世界へのいざない
終 章 黄昏のときを越えて
      *参考史料に『藤伝記』等の釈文を付す
ノダフジ日本古来のふじの和名。牧野富太郎博士の命名による。この「ノダ」は現在大阪市福島区の野田で、あたり一面にふじが生い茂り、花の季節には見事なながめであったらしい。見る影もなくなっていたこのふじを野田の地に開花させようと昭和40年代中頃から地元の有志が活動を始め、昔ながらの庭園や藤棚を復元。いまでは福島区のシンボルフラワーとして町おこしの一端を担うまでになっている。
 ふじ・さぶろう…昭和14年(1939)大阪市福島区玉川生まれ。藤氏十八代目。(玉川)春日神社総代。昭和39年大阪大学理学部修士課程(高分子化学専攻)卒業。以後、大手化学会社にて主に研究開発業務に従事。平成11年定年退職後、代々伝わる古文書を解読・整理。ふじとそれに関連した地域史の一端をひもとく。平成17年、春日神社隣に「のだふじ史料室」を開設し、春日神社所蔵史料を一般に公開している。「福島区歴史研究会」理事。福島区玉川在住。
ABOUT SHOPPING SEARCH FREE SEARCH

Copyright (C) 2006 TohoShuppan all rights reserved.