小野小町は舞う

福井栄一 著
サイトマップ
Topページに戻る 
美貌と歌才、そして落魄──数奇な伝説に彩られた小町。ゆかりの事蹟や文学・芸能を手がかりに時空を超えた魅力を味わう。

  

小野小町は舞う
福井栄一 著
四六判・並製・169ページ
定価1,680円
(本体1,600円+税)
ISBN4-88591-951-7

■主要目次
はじめに 小野小町の世界へ
第1部 小町伝説の万華鏡
 1.恋の妄執にとらわれる…天下の美女クレオパトラと小町/かぐや姫と小町/ 深草少将と小町/恋文を貼る小町/裏切られる小町/ほか
 2.招雨ならお任せあれ…雨乞い小町/神泉苑と小町/短冊をしたためる小町 /和泉式部とはりあう小町
 3.かくも妬まれるとは…中傷をうける小町/弁慶と小町/落魄の小町/芥川龍 之介と二人の小町/姉と孫の存在を無視される小町
 4.病と死にまみれる…刻まれる小町/描かれる小町/腐りゆく小町/いくつもの墓がある小町/髑髏(どくろ)と化した小町/和歌で病気を治す小町
第2部 芸能にみる小町
 1「. 小町もの」の形成
 2.能『通小町』の純愛…追いすがる深草少将/開き直る小町/煩悩の犬/ほか
 3.能『草子洗小町』の機転…晴れ舞台の小町/草子洗の変奏/消える文字の秘密/墨染桜の悲話/ほか
 4.能『鸚鵡小町』の歌才…鸚鵡とその仲間たち/鸚鵡返しというテクニック/インコかオウムか/ほか
 5.能『卒都婆小町』の苦悶…大悟する小町/絡み合う小町伝説/川柳の逆襲/卒都婆の由来/ほか
 6.能『関寺小町』の重み…関寺という霊域/聖牛登場/魅せられた能楽師たち/秘曲の滋味/ほか
 7.小町ものの展開…箏曲『七小町』の野心/清元『女太夫』の見立て/浄瑠璃『七小町』の奇想/ほか
終わりに 我が名は小町
参考文献一覧

ふくい・えいいち上方文化評論家、社団法人生活文化研究所理事。1966年大阪府吹田市生まれ。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。世界初の「上方文化評論家」として上方学を創始。上方の芸能・歴史文化に関する評論を新聞・雑誌に発表するとともに、各地で精力的に講演をおこない、そのユニークな「福井節」が人気を集めている。
著書に、『上方学〜知ってはりますか、上方の歴史とパワー』(PHP文庫)、『鬼・雷神・陰陽師〜古典芸能でよみとく闇の世界』(PHP新書)ほか、執筆多数。

E−mail:
info@tohoshuppan.co.jp
ABOUT SHOPPING SEARCH FREE SEARCH

Copyright (C) 2004 tohoshuppan all rights reserved.