寄席楽屋事典

花月亭九里丸 編

ISBN4-88591-865-0
   幻の迷著ついに復刊! 演芸ファン必携。大阪を土台とした寄席楽屋用語の宝庫。
読んで楽しい、演芸関係の語源探訪。
 本書は、昭和35(1960)年に非売品として刊行されたもので、現在古書店での店頭価格は3万円~4万円になっている。復刊にあたり、誤字・脱字、旧字・仮名遣いを改め、引用・転載の出典を可能な限り確認・点検した。 
寄席楽屋事典
花月亭九里丸 編
四六判・並製・180ページ
定価1,575円
(本体1,500円+税)
ISBN4-88591-865-0
 2003年 10月 刊行
本編 大阪を土台とした寄席楽屋事典
座談会 私の前座時代 千日前の思い出 林家染丸(二代目)/桂春団治(初代)/桂円枝(二代目)/
 斉藤重隆(剣舞詩吟)/司会・花月亭九里丸 私永年の高座生活で、古い伝統を受け継いできた大阪の寄席には、この社会独自の面白い符牒や隠語、興味ある行事、保存に価値ある習慣の存在せることを知りました。…いまこれを何かの形にして、正確なものに遺しておくことは、消えてゆく老兵の置き土産として……(久里丸序文「はじかき」より)
かげつてい・くりまる…1891(明治24)年大阪市生まれ。1962(昭和37)年没。大正・昭和の時代に活躍した吉本興行の珍芸漫談家。父親は丹波家九里丸という東西家(のちのチンドン屋)の開祖。大正8年、初代三升小紋に入門し、三升小鍋を名乗る。同10年、父親の死を契機に、吉本泰三の勧めで花月亭九里丸と改名する。早口で舌足らずのため「挽き臼」という綽名で呼ばれたが、時事漫談のほか、紙芝居、宮島琵琶などでキテレツ独自の芸風を確立し、人気者となる。戦後の一時期フリーとなったが、その後松竹新演芸の専属となり、「戎橋松竹」の開場に当たっては、工事から出番の編成まで一切を運営し、上方演芸の復興に貢献した。第2回上方演芸の殿堂入り。
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